ペットの脳にAIを埋め込んだら…さらにその先は…

AIの進化速度は凄まじい。もうすでに囲碁では人間を打ち負かし、近々人間の仕事の多くの部分を担っていくと言われている。
その先には、AIやロボットがさらにそれより性能のよいAIやロボットを生み出していくようになり、人間はもう追いつけなくなっていく未来が来る、と、「 シンギュラリティ(技術的特異点) 」という概念の中で言われている。

Artifical Intelligence - Professor Martyn Thomas CBE

でも、人間の脳にAIをプラグインすればいいのではないか、とボクは考えている。
AIが人間の脳の機能を超えるといっても、それは主に論理性のある部分。
人間の脳は意識上に現れない非論理的な働きが多くの部分を占めているし、人間の知能の核の部分には「本能」がある。
脳とAIには違いがあるので、脳とAIを連携させれば、ただのAIよりも高次元の事ができるはず。

同じように、というか、ボクよりはるか先を行ったところで考え、さらにはそれを実現しようとしている人がいる。
PayPalの前身を生み出し、電気自動車の会社TeslaのCEOをしている、 イーロン・マスク だ。
彼は、「 neural lace(ニューラル・レース) 」という、脳とAIを繋ぐシステムを作る活動を開始している。

イーロン・マスクかどうかは分からないけど、多分、そういうものは頭のいい人達が近々作り上げると思う。
でもそれが出来てしまうと、社会も倫理も、さらには哲学も、「人間」を土台にして出来上がっているものの根本が崩れ、今とは全く違う形で再構築されていく気がする。

例えば、人間にAIを埋め込めるなら、動物にも埋め込めるはずだ。その時点で人間と動物の境界線が曖昧になってしまう。

まず、ニューラル・レースが実現して、その先で起きそうなことは、 「うちのワンちゃんにも、AIを。ワンちゃんと意思疎通がしたい。」 という需要が出てきて、実際にそれをやってしまうこと。今だって、犬の鳴き声を分析して何を考えているのかを伝えるスマホアプリがある。犬にどこまで意思があるかはよく分からない。でも、AIで補うことは相当程度できると思う。

そしてその先には、例えばヨーロッパの方の激しくリベラルな人たちが、

「動物達は、知能レベルが低いことで不平等な状況に置かれている。すべての動物にAIを埋め込まないといけない。」

とか、言い出して、AIを埋め込む活動を開始して、もう『スターウォーズ』の酒場シーンみたいな動物入り乱れるカオスな状況が生まれたり。

Star Wars Room Change

次第に、AIを埋め込まれた動物達が、

「動物にも人権を!」

とか主張しだして、家畜の肉牛の子孫とかが、アウシュビッツの比じゃない大虐殺の歴史を主張しだしたりとか。ある動物が共生関係にある昆虫にAIを埋め込みだしたりとか。

その先にはオリンピックに動物も入れろとか、人間サーカスに猿集団がブーイングとか、ユニクロがシロクマでも着られるヒートテック出したりとか、九官鳥のモノマネタレントとか、人間とゴキブリの結婚とか・・・

ヤバイ。

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