読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ウホーリーに探される−13話.恐怖のUV

野菜を陳列しなければ・・・ てっちゃんは、とりあえず冷蔵庫のチルド室を開けてキャベツを取りだし、 1枚1枚めくって丁寧に陳列した。 これでよし。 そう心の中で呟くと、晴れ晴れした表情で店を開いた。 すると、風が店のなかに吹き込み、 キャベツの葉…

ウホーリーに探される−12話.恐怖の誤認

オレとヤツを捕まえた4人の警官のうち、偉い2人がパトの後部座席に陣取った。 「そこには逮捕者を乗せないと!」 すかさず下っ端警官Aは言った。 「バカヤロー!俺たち免許持ってないんだ!後ろ乗るしかねーだろ、バカヤロー!」 偉い警官Aは、警棒で左のド…

ウホーリーに探される−11話.恐怖ホックホク

気がついた時、オレは下水道にいた。 肉的な管を通り、陶器的な装置を経て、ここに来たことを、オレの体に付いた異物が語っていた。 仲間達は周りにいなかった。 オレは仲間を見つけるために叫んだ。 「おーい、仲間さーん、レーオー、ちっこにるーいーだよ…

ウホーリーに探される−10話.恐怖ちゃんこ

「面舵いっぱーい。」 ヤツは全体に指示を出した。 その指示を聞き、ハンドル担当は、ハンドルを思いっきり右に回した。 アクセル・ブレーキ担当は、右のペダルを思いっきり踏み込んだ。 ギア担当は、ギアの右側面を思いっきり撫でまわした。 そして、前方確…

ウホーリーに探される−9話.恐怖夫婦

ヤツの企みは、無惨に砕け散った。 が、オレは既に力尽きかけていた。 身動き一つ出来ないオレの視線の先に、1人の人影が現れた。 両親共に行司、そして3人の姉も全員行司という家庭に育ったオレは、それが誰だか遠くからでもすぐに分かった。 「僕らの琴…

ウホーリーに探される−8話.恐怖マチマチ

ヤツは、最初にハマチを入手しようと、店へ行った。 「おい、マスター」 ヤツは、脳を揺らす重低音ボイスで言った。 「ハマチ、ハウマッチ。」 念のためにもう一度言った。 「ハマチ、ハウマッチ。」 すると店長は、 「すいません。魚系は、金魚とか熱帯魚し…

ウホーリーに探される−7話.恐怖に舌鼓

僕らの琴九州が、自ら掴んだ塩で縮んでいた頃、魚屋のてっちゃんは、今朝仕入れたマグロに舌鼓を打っていた。 そして、カップ酒を冷蔵庫から取り出し、パカッと開けた。 ハマチも食いたい。 しゃがれた心の声でそう思い、売り場の一番鮮度のいいハマチつまみ…

ウホーリーに探される−6話.恐怖塩

「ヤツだ!とどめを刺さないと!」 澤田さんは、床の穴から飛び降りた。 が、足の裏と地面がうまいことかみ合わず、土の中へ落ちていった。 「おっと、危ない」 澤田さんは、土の中で薄れ行く記憶の中で、そう思った。 澤田さんを救おうと、山田さんが持参の…

ウホーリーに探されるー5話.恐怖もせぬまま

ヤツは澤田さんの足を、不気味な笑みを浮かべて丹念にマッサージした。 オレは、ヤツに向かって言った。 「足を吊ったのは澤田さんじゃなくて、吉田さんだよ」 するとヤツは、顔を赤らめ両手で顔を隠して走り去っていった。 オレ達は、ホフク前進で駅に向か…

ウホーリーに探される−4話.恐怖度々

オレは助けを求めることにした。 誰がいいか・・・オレは自分の両足に聞いた。 右足は痙攣しながら言った。 長さ1メートル以上で、毛が少なく、土踏まずがシッカリした足を二本持つ、年収3000万以上の30代男性。 左足は痙攣しながら言った。 誠実で力…

ウホーリーに探される−3話.恐怖再び

オレはアスファルトの上でうつ伏せ大の字になり、全身で地球のこめかみにアイアンクローを決めながらお昼寝を開始した。 しかし、なかなか眠れなかった。 チャック・ウィルソンの寝顔がプリントされた、お気に入りの枕とパジャマが無いと、オレは寝られない…

ウホーリーに探される−2話.恐怖とご対面

オレは必至にヤツの視線から逃げ続けた。 モデル歩きもそろそろ限界だ。 右足は吊っている。 さらには左手を常に腰にあててながら歩いていたせいで、左肩がこってきた。 そこで、オレは重大なことに気がついた。 アンメルツヨコヨコを家に置いてきてしまった…

ウホーリーに探される−1話.恐怖のはじまり

あの恐ろしい日々・・・ 今でも瞼を閉じると浮かんでくる・・・ あの首まで覆うヤスリのような青ヒゲ・・・ あの毛穴真っ黒々っ鼻・・・ あのマッキーで書いてあるかのような極太アイライン・・・ あのカールしすぎの三回転まつ毛・・・ ヤツの名は、ウホー…

© 2009-2017 Osajiru All Rights Reserved.