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環日本海の古代

環日本海と能登 日本地図をちょい上にスライドしてみる。0.5本州くらい。 すると、日本海を陸が囲う感じになっていて、大きな湖に見えてくる。 この日本海の「湖畔」に位置する場所は、文字に残っていないような古い時代から人の往来があった。 それは、…

四国の村に残る中世からの信仰ーいざなぎ流

高知県の北東部。ちょっと前まで 物部村 という地名だった場所がある。現在は 香美市 。 「物部」という名前だけで何かありそうな感じ。 地形的にも、険しい山々に囲まれていて、村の外と孤立している感じがある。 この場所に中世から延々の伝承し続ける民間…

地球の裏まで行き渡った安土桃山の日本人奴隷

白デカイ人達 16世紀。ヨーロッパは大航海時代真っただ中。 白デカイ人達が、十字架ぶら下げながら東アジアに進出してきた。 中国の裏っ側で、ひっそりと麻呂ったり、こっそりと武士ったりしていた日本は、本格的にヨーロッパに見つかった。 肉ばっかり食…

マゲ着けて 江戸行くつもりが 世界一周3

出航 1795年、基地にいたロシア船が、毛皮をイッパイ積んで大陸に帰ることになった。 津太夫達もその船に乗せられた。 一歩前進過ぎる状態。 過酷な毎日を般若ヅラで生活していた津太夫達は、あまりの嬉しさに、一瞬にしてひょっとこヅラになった。 その…

マゲ着けて 江戸行くつもりが 世界一周2

人探し どげんかせんといかん。 彼らは小舟を作り、周辺の島々へ現地民探索に出た。 この漂流の中、死人も出ていた。 リーダーの 平兵衛 も病気で寝たきり状態。 まだ動ける船員を、一番年長の 津太夫 が率いていた。 延々と舟で探索していると、島から煙が…

マゲ着けて 江戸行くつもりが 世界一周1

寿司が産まれる頃 1793年。 酢飯とマグロが奇跡の出会いを果たそうとしている、江戸時代ど真ん中。 丁度、徳川家慶が12代将軍になる頃。 若宮丸 は、木材やら米やらを乗せて、風に乗って南へ向かっていた。 若宮丸は宮城県石巻の海運業者の船。 石巻-…

ボクらの40代前のご先祖様は顔タトゥーを入れていた

一昨日、ボクは夢を見た。 身体中にタトゥーを入れた数十人の遠いご先祖様たちに、「マジメに生きろ」と尻をペチペチと叩かれる夢だ。 イタイイタイと、いい大人のボクが夢の中で泣いていた。 すべては週末、 山梨県立考古博物館 で見た、土器や土偶のせいだ…

湛増-海賊を率いて平家を討った熊野のボス神主

世界遺産、熊野 世界遺産 に登録されている熊野。 ユネスコのおっさん達が評価したのは… 昔の人達のあんなことこんなことが、ちょっと値が張る薄皮アンパンの餡のように、この場所にギッシリ詰まっていたことだった。 このお高い詰まり具合。 それは、餡自ら…

源信ーR18級拝み本で海外まで拝ませた僧

源信 。 平安時代の人で、印中韓日混合ユニット「 七高僧 」の一員。 七高僧を総合プロデュースしたのは、親鸞。浄土真宗を作った人だ。 親鸞の七高僧選出条件。それは、 自ら拝み倒してること オリジナル拝みを生み出していること その拝みがプロデューサー…

阿倍比羅夫の みちのく集団旅

ヤバイ予感 7世紀は 大波乱の世紀 。 その原因は、 唐のジャイアニズム にあった。 唐は7世紀の頭に産まれた。 そして産まれるや否や、足も立たないうちに産みの親である 隋 の脇腹に強烈な右フックをぶちかまし、皇帝の冠を頂戴した。 さらには2代皇帝 …

呂宋助左衛門-秀吉に茶器と称して便器を献上

ケンカ?銭でしょ! 日本史の華、戦国時代。 ケンカナンバーワンを目指し、全国の大人達がリアルファイトを繰り広げていた。 この時代、ド派手なケンカ話がイッパイある。 なので、日本全国、一人残らずケンカナンバーワンを目指して、寝る暇惜しんでケンカ…

栄叡、普照 - 唐僧ヘッドハンター

私度僧というカジュアル僧侶全盛の奈良時代 奈良時代の前、飛鳥時代。 丁未の乱(ていびのらん) という仏教と神道の宗教戦争チックな内乱がこの時代にあった。 この内乱で仏教側が勝ってから、大和朝廷は仏教国家となっていった。 奈良時代になると、僧侶の…

李密翳 - 平城京に来た謎のペルシア人

続日本紀に書かれた記録 続日本紀 。日本書紀の続編のような、 大和朝廷オフィシャル記録 だ。 オフィシャル記録なので、この場所で飢饉が起こったので、米を分け与えたとか、この階級のこの人にこの役職を与え、この階級につけたとかの、大和朝廷の政治的な…

平群広成-ベトナムで捕まりながら平城京に帰れた男

遣唐使と言えば photo by Tamago Moffle 遣唐使 と言えば、まず 阿倍仲麻呂 を思い出す。 唐で 科挙 の試験に受かっちゃって・・・ 官僚になっちゃって・・・ さらには出世しちゃう・・・ という、当時のアジアンドリームを実現。 それが、 帰りたいのに帰れ…

伝兵衛 - ピョートル大帝の関心を東に向けた商人

めちゃめちゃデカい領土を持つロシア。 このデカさは、1581年のシベリア進出から始まった。 そこから60年かけてオホーツク海まで進出。 1699年には、 アトラソフ がカムチャツカ半島を征服した。 この時、「 伝兵衛 」という日本人が、カムチャツ…

鄭成功 - 明の最後っ屁となった日本人ハーフ

オヤジ、鄭芝龍 鄭成功 は、1624年に平戸で産まれた。 オヤジは 鄭芝龍。福建出身の海賊商人。 オカンは 田川マツ という平戸藩士の娘。 鄭芝龍は、6ヶ国語に堪能で、経済学を学んで金勘定も上手。 倭寇が崩壊した後の海賊集団の中でヤンチャも働き、荒…

千々石ミゲル - ローマ行った上でキリシタン辞めた侍

千々石(ちぢわ)ミゲル 。 日本史上、この人ほど異文化コミュニケーションで悲惨な目に遭った人はいないハズ。 この人の人生、要約だけで泣けてくる。 11歳で、洗礼を受け キリシタン に。 勉強の為にカトリックの総本山 ローマ に行く 途中で 日本人奴隷 …

平安オシャレ貴族の毛皮ブーム

photo by aurelio.asiain 奈良時代、平安時代。 この頃の貴族の衣装といえば、男性は黒い束帯に烏帽子、女性は十二単衣的な格好を思い浮かべる。 でも、この時代、何気に 空前の毛皮ブーム が続いた。 かぐや姫の話でも、結婚を迫ってくるヤロウ共に対し、 …

王直 - 16世紀の暴れ国際商社マン

平戸にイッパイいる王直 平戸に行くと、九州人、もしくはもっと限定された範囲以外の人にはあまり馴染みの無い、 王直 の像があちこちに建てられている。 ボクを差し置いていて、イッパイ銅像になっちゃって、このヒゲオヤジ、何者? 王直は、16世紀に日中…

吉見百穴- 埼玉のカッパドキア

埼玉のカッパドキア? 吉見百穴 という遺跡がある。 場所は埼玉北西部、川越の北にある埼玉県比企郡吉見町。 なので、東京から車で1時間くらいで行ける。 かなり衝撃が高い遺跡。 でもナニコレ? カッパドキア?埼玉にカッパドキア? 実際、規模は劣るけど…

ばさら者。室町アナーキスト達。

ばさらとは photo by sjrankin 「ばさら」。それは、何も恐れず、 見た目も行動もド派手にやりたい放題すること 。 今でいうと、ジャスティン・ビーバー。それかチョット前の「オレサマ来た〜」のころのチャン・グンソクのような感じか。(あれは商売用のキ…

イオマンテについて熱く語る

イオマンテとは イオマンテ。 なんとなく下の方からパワーが湧きでてくるような響き。 バイアグラ的な精力剤の名前としてありそう。あとドラクエの呪文とか。 その場で中腰になって、両腕を下から上に振り上げる感じで叫んでみよう。もう何も怖くなくなるは…

紀貫之。21世紀に生きるボクらのヒーロー。

歴史上の人物は、大抵、国の中でどういう役割を果たしたか的な視点で評価される。 なんとかの戦で勝ったとか、どんな改革をしたかとか。 歴史は、国が作り上げていくものなので仕方がない。 なので、有名な歴史上の人物のほとんどは、 体制の中でうまいこと…

空海というすごい人2

このブログの最初の頃に書いた空海の記事が途中で忘れ去った状態となっていたので、その続きを。 blog.umibashira.com 前回は、遣唐使として唐で勉強するところまでだった。 今回は、帰国して、今までやってきたことが日本で花開いていく後半の人生。 花開か…

もう一つの元寇

日本人ならみんな大好き、元寇。 今回は、こいつを基準にちょいと遡り、ちょいと範囲を広げたところから開始する。 チンギスハーン登場 チンギスハーンが歴史の舞台に出てきた辺りから話を進める。 中国王朝でいうと、南宋の頃。朝鮮半島は、全体が高麗。 そ…

アイヌ社会衰退の流れ

photo by Ken.Matsushima 長い間、北海道や樺太、千島列島を拠点として生活してきたアイヌ人。 南から来た縄文人と北から来たオホーツク人が、人種的、文化的に合わさって生まれたとも言われている。 和人により、段々とアイヌ社会は追い詰められていった。…

間宮林蔵とチェーホフ

タイトルに古代史、中世史と書いているけど、今回は近世。。。 なんでなんで?なんで? ボクは、このネタを書こうと思った5分前のボクに問いかけた。 前回の記事でも書いたけど、来週は北海道旅行を控えている。 待ち遠し過ぎる。 あまりの待ち遠しさにボク…

もっと最高の縄文に

photo by HankSun88 来週、北海道旅行をする。広大な大地をマニアックな目線で石一つ逃さず眺めたいので、ここ数日、北海道の歴史や文化についての本を読み漁っている。 でも、色々と読み漁っていくうちに、ボクの興味はこのひねくれた心と共に、どんどんと…

家康、貿易にノリノリ、秀忠、鎖国

家康は外国との交易にノリノリ photo by ORAZ Studio 江戸時代と言えば鎖国政策。 日本出ちゃダメ!中国、オランダ、李氏朝鮮、琉球、アイヌ以外との貿易ダメ!という引き篭もり政策で、黒船マッチョイズムにより殻をこじ開けられるまで250年弱続いた。 …

16世紀末のフィリピンを巡るスペイン、明、倭寇、秀吉政権の関係

スペインの東アジア進出 photo by WalterPro4755 16世紀は、アジアボロ負けのスタート地点にあたる。 スペイン、ポルトガルが世界に植民地を作り始めた時期だからだ。 東アジアも美味しくいただかれる側だ。 1521年にマゼランがフィリピンに到達した。…

上毛野氏がいっぱい

古墳の時代 大和朝廷というと、奈良時代あたりを思い浮かべる。 奈良時代と聞くと、この時期の歴史的建造物とかがあるので、みんなちゃんとした建物に住んでいる的なイメージがある。 が、この時期はバリバリの古墳時代。 ピラミッドと似たことはじめました…

『老松堂日本行録』に書かれた日本

『老松堂日本行録』という本がある。 西暦1400年前後に、李氏朝鮮が宋希環という人を日本に使わした。この人がソウルを出てから戻ってくるまでの日記をまとめたものだ。 外国から見たこの頃の日本の様子がよくわかって、メチョメチョ面白い。 今回は、こ…

倭寇る

倭寇はじめました 何で倭寇始めたの? ボクは横浜の僻地から、倭寇がいたであろう西に向かって問いかけた。 すると、西は答えた。 最初の頃の倭寇(前期倭寇)は、対馬•壱岐辺りの島民や、博多、瀬戸内海辺りの海賊がメンバーだったんだよ。 日本の海賊は、…

飛鳥時代・奈良時代〜東アジアが一番アツかった時代〜

僕流要約 飛鳥時代から奈良時代。 この時代の日本をボク流に言うと、 「古墳のデカさばかりで張り合ってたヤンキー気質なボス達が、唐というそれどころじゃないヤバイ国に絡まれ、団結して張り合おうと努力した時代」 だ。 飛鳥時代 奈良時代の前の飛鳥時代…

大和朝廷の北限

今回の秋田旅行で色々な史跡を巡って考えが変わった事がある。 それは飛鳥•奈良•平安時代での大和朝廷の北限についてだ。 今までは、今の国境と同じように、大和朝廷と蝦夷と呼ばれていた人々が住んでいるところがある程度分かれていて、歴史に残っている戦…

男鹿半島の歴史

この連休を使い、今まで行ったことが無かった秋田へ行ってきた。 特に男鹿半島は、かなり前から行きたいと思っており、今回のメインの場所だった。 その辺りを書いてみる。 ちなみに「男鹿」の由来は、阿倍比羅夫に降伏したこの辺りの蝦夷の長、「恩荷(おん…

空海というすごい人1

それは、ここだというタイミングで行動を起こす、「今でしょ力」(今、今でしょを使ってる時点でボクには、今でしょ力はない•••)。 空海は、感度の高い情報アンテナで集めた情報を咀嚼して、「今でしょ」と行動を起こすと、その結果として1ランクも2ラン…

白村江の戦い

7世紀日本の最大の危機であった白村江の戦い。当時の倭、唐、百済、新羅、高句麗がどのような意図を持ち、どのような流れで起きたか。そして、結果、どのような影響があったかをまとめてみた。 唐の拡大 618年、高祖(李淵)が、隋の恭帝から禅譲を受けて皇帝…

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